津波の記憶を刻む文化遺産 -寺社・石碑データベース-Cultural Heritage Sites Possessing Memories of Tsunamis: Database of Temples/Shrines and Stone Monuments

記念像/Commemorative statue 五十鈴神社恵比寿像

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日付:2025-08-19 09:20:32

五十鈴神社恵比寿像

撮影日:2022-08-06 18:11:12 Date the photo was taken

  • 五十鈴神社恵比寿像

スポット名 Name of the spot 五十鈴神社恵比寿像
市町村名Municipality name 気仙沼市/ Kesennuma city
住所 location 宮城県気仙沼市魚町2丁目6-7
碑文 inscription 恵比寿様
碑文縁起(表)Inscribed history (front) <p>気仙沼湾神明崎恵比寿像<br> この三代目となる恵比寿像を制作された翁観二氏は、奉納式にあたり「大海を眼前に立つ三代目恵比寿像が人々に親しまれ、末永く気仙沼市と、市民の方々を、そして行き交う漁船の繁栄を見守り続けますように」とのメッセージを寄せられた。大漁と航海安全は、気仙沼市民の絶えざる祈りである。ここ神明崎の恵比寿像には次の来歴がある。</p> <p> <p>初 代 寄進者六十八名により昭和七年(一九三二年)に建立。恵比寿像としては珍しい「立ち恵比寿」で、これは、港を行きかう船に「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」と呼びかける姿であるとの説が伝承されている。<br> 昭和十八年(一九四年)、太平洋戦争の金属回収により供出。<br> 像は失われたが、台座には二代目建立までの間、龍神様の祠が鎮座した。 <p>二 代<br> 初代の像の復元のため世話会が昭和六十三年(一九八八年)に建立。<br> 初代と同じく「立ち恵比寿」であったが、釣り竿を持つ右腕を大きく振り上げる姿となった。平成二十三年(二〇一一年) 三月十一日、東日本大震災が発生。押し寄せた津波により像は流出。ボランティアによる捜索が重ねられたが不明となった。令和元年(二〇一九年)十二月、神明崎浮見堂の再建工事に際し海底にて発見され、現在、五十鈴神社境内に置かれている。<p> <p>三 代<br> 二代目が海底に発見されるより前、平成二十九年(二〇一七年)に有志が建立委員会を設立。<br> 像の制作を、郷土の先人の像を数多く手がけられている翁観二氏(東京京都豊島区)に依頼。<br> 令和二年(二〇二〇年) 一月に建立施工。五月三十日に奉之式を斎行。姿は、初代、二代と同じく「立ち恵比寿」であるが、三代目は右足を強く踏み出している。初代、二代は左手に鯛を掲げていたが、三代目は気仙沼の魚(カツオ)を抱きかかえている。大らかなお顔はまさしく恵比寿顔だが、より親しく明るく、港の人々に語りかけ、海と生きる気仙沼を見守っている。<br> 銘板「恵比寿様」は、気仙沼市長菅原茂氏の揮毫。</p> <p>三代目建立にあたり、エビスビールのご縁により多大なご講師を賜りました札幌ホールディングス株式会社様をはじめ、ご奉賛を賜りました多くの市民の皆様、関係団体の皆様に衷心より感謝申し上げます。<br>  令和二年七月二十三日<br>   気仙沼新明崎三代目恵比寿像建立委員会 白井 賢志 菅原 茂    菅原 昭彦<br>                      加藤 紀夫 斎藤徹夫   佐藤亮輔<br>                      森 雅志  臼井壮太朗  加藤正禎 </p>
碑文縁起(裏)Inscribed history (back)
碑のある神社縁起 History of shrine
災害名称 Disaster name 東日本大震災
災害発生時期 Year of the tsunami 2011(平成23)年3月11日
建立時期 Construction period 2020(令和2)年7月23日
サイズ Size  
関連情報 Related information  
参考文献 References  
備考 Remarks  

緯度・経度情報Latitude/Longitude